2011年 09月 30日
北海道、総括 |
台風に逆行するフェリーに大きく揺られながら、先週、帰京した。戻るとすぐ福島、宮城、山形をキャンプしながらぐるりと巡る。北の疲れの癒し目的であったが、同時に持っていたサーベイメーターを取り出す気にはなかなかなれず。眺望のいい吾妻小富士付近でスイッチを入れたら0.3μSv/hをするっと越えてしまった。福島市内のいつも通りであろう街の日常風景と、そこからは見えない暮らしていくための困難のギャップを想う。
北海道では仕事のウェイトが大きく、なかなか岩場には行けなかったが、吉田さんに誘われ、いくつかのエリアに足を運んだ。体が今までになくしぼれたせいか、ボルダーでは、とてもいい課題が登れたのはうれしかった。また、タイガークラックは結局登れなかったが、これが13のクラック!という感覚がわずかでも体感できたのは収穫であった。そして、どの地においても、どんな状況でも飽くなきトライを続ける吉田さんのクライミングスタイルに、あらためて畏敬の念を抱く。ご本人にとっては正しい表現ではないかもしれないが、「すべてはクライミングのためにある」という生き方。それを垣間みられてよかったと思う。現地では様々な面でお気遣いをいただいた。感謝しております。
震災以後、生活は一変したが、ますますクライミングに精進していきたい。今後の暮らしは、よりいっそう我が身の底力が試される。その時にこの夏の北での短いながらも濃密な体験が、きっと役に立つだろう。
さて、また秋がやってきた。
まず各所でやり残したものを登らなくては。
写真/最終日、秋の空と十勝岳を望む。
北海道では仕事のウェイトが大きく、なかなか岩場には行けなかったが、吉田さんに誘われ、いくつかのエリアに足を運んだ。体が今までになくしぼれたせいか、ボルダーでは、とてもいい課題が登れたのはうれしかった。また、タイガークラックは結局登れなかったが、これが13のクラック!という感覚がわずかでも体感できたのは収穫であった。そして、どの地においても、どんな状況でも飽くなきトライを続ける吉田さんのクライミングスタイルに、あらためて畏敬の念を抱く。ご本人にとっては正しい表現ではないかもしれないが、「すべてはクライミングのためにある」という生き方。それを垣間みられてよかったと思う。現地では様々な面でお気遣いをいただいた。感謝しております。
震災以後、生活は一変したが、ますますクライミングに精進していきたい。今後の暮らしは、よりいっそう我が身の底力が試される。その時にこの夏の北での短いながらも濃密な体験が、きっと役に立つだろう。
さて、また秋がやってきた。
まず各所でやり残したものを登らなくては。
写真/最終日、秋の空と十勝岳を望む。
by fingercrackjam
| 2011-09-30 00:00
| 北の大地