2010年 02月 21日
厳し、浮山 |
土曜日。浮山橋で吉田スクール。富戸を過ぎたあたりから、国道が混み始める。河津桜まつり…なるほど。これからしばらく休日は混みますな。というわけで30分ほど遅刻でスタート。オールTR。トラベルチャンス10cでアップ。ムーブはわりと素直だけど、リードではPテク必須の故・加藤泰平さんのルート。お次は、昨年はできなかったゲルニカ10d。手順を確認してハンドをアンダーで効かせて、お、フィストが決まって、よっ、ハンドが決まった! 中間部の脆い部分まで上がって降りる。ジャムテクは上がっている? いい感じである。
今日は参加が6人と人数も多いので、他の方のビレイしたり、少し休んだり。先日、ジムで指を痛めたまいさんも、ゲルニカをノーテンにして意気揚々。ただ、上部のエッジの効いたガバを取りにいくのに、少々無理したようで指がさらに痛いとうめく。でも、ストップ・ザ・トマホークの下部やトラベルチャンスも登っていた。おそれいる。
メインのスコーピオン12bに吉田さんがロープを張り、TRとバックロープをそれぞれ結んで登る。I井さんからトライ。最初の核心までスムーズにこなし、高く上げた足のフックをはずし、フィンガートラバース。足を乗せて、頭でオポジションをするが、カラダがはがされフォール。続けてムーブを作っていくがかなり難しそう。中間部以降はどこへ手足を持っていけばいいかも悩むようだ。でも、終了点までたどれていたのはスゴイな。常連のW妻さんは中間部まで。やはりキビシそう。で、自分の番。出だしハンドからシンハンドのクラックをたどり、ルーフになったところからハンドを決めて入っていくが、ここからナンダコレハ! ハンドもきっちり決めないと吐き出されるし、体重がドスンかかるのでパンプ…耐えられず、フォール。やるべきムーブと手順はある程度わかってるのだが。何度もルーフに入り込もうと試みるが、ハンドがあまく、吐き出されてぶら〜ん、であった。最初の核心までもいけないお粗末な結果。この1トライであったが、まだまだ早すぎだわ。でも、このキビシさを知ったことはよかった。前日、youtubeにあった山野井さんの「情熱大陸」で、ここを登っているシーンを繰り返し見た。取り付きで「よし、マジでいくっぜ!」と気合いを入れる。ご自身の20年前以上前の初登ルートを、指が半分なくなっても、トライする。ひたすら熱い男の意地に、こちらもモチベーション沸騰!だったのだが、まったく歯が立たず。番組の中では「(このルートは)たやすくないね〜」とも山野井さんは語っていた。絞り出し、奮闘し、勝ち取っていかなければならないシリアスなルートであるのに気がつき、厳しさを噛み締めつつ、自分のお粗末なトライを恥じる。
そんなわけで、も一回、ゲルニカTR。通して上まで登ったが、中間部の脆いところとハング下までが簡単なのだがいやらしく感じる。プロテクションも取り辛いな。が、とりあえずできたので次回リードをしたい。講習終わり、同様に打ちのめされたI井さんと立ち話で反省会。修行は続く…。
※ちょうど1年前の講習中。GSさんのスコーピオンレッドポイントを見た。今回やってみて、あらためて、氏のジャムテクやルートを落とす気合いに敬服する。先日、この浮山でそのゴッドハンドを痛めてしまったよう。大事にされたし。
写真/ストップ・ザ・トマホークの苦しいジャムをこなすまいさん
今日は参加が6人と人数も多いので、他の方のビレイしたり、少し休んだり。先日、ジムで指を痛めたまいさんも、ゲルニカをノーテンにして意気揚々。ただ、上部のエッジの効いたガバを取りにいくのに、少々無理したようで指がさらに痛いとうめく。でも、ストップ・ザ・トマホークの下部やトラベルチャンスも登っていた。おそれいる。
メインのスコーピオン12bに吉田さんがロープを張り、TRとバックロープをそれぞれ結んで登る。I井さんからトライ。最初の核心までスムーズにこなし、高く上げた足のフックをはずし、フィンガートラバース。足を乗せて、頭でオポジションをするが、カラダがはがされフォール。続けてムーブを作っていくがかなり難しそう。中間部以降はどこへ手足を持っていけばいいかも悩むようだ。でも、終了点までたどれていたのはスゴイな。常連のW妻さんは中間部まで。やはりキビシそう。で、自分の番。出だしハンドからシンハンドのクラックをたどり、ルーフになったところからハンドを決めて入っていくが、ここからナンダコレハ! ハンドもきっちり決めないと吐き出されるし、体重がドスンかかるのでパンプ…耐えられず、フォール。やるべきムーブと手順はある程度わかってるのだが。何度もルーフに入り込もうと試みるが、ハンドがあまく、吐き出されてぶら〜ん、であった。最初の核心までもいけないお粗末な結果。この1トライであったが、まだまだ早すぎだわ。でも、このキビシさを知ったことはよかった。前日、youtubeにあった山野井さんの「情熱大陸」で、ここを登っているシーンを繰り返し見た。取り付きで「よし、マジでいくっぜ!」と気合いを入れる。ご自身の20年前以上前の初登ルートを、指が半分なくなっても、トライする。ひたすら熱い男の意地に、こちらもモチベーション沸騰!だったのだが、まったく歯が立たず。番組の中では「(このルートは)たやすくないね〜」とも山野井さんは語っていた。絞り出し、奮闘し、勝ち取っていかなければならないシリアスなルートであるのに気がつき、厳しさを噛み締めつつ、自分のお粗末なトライを恥じる。
そんなわけで、も一回、ゲルニカTR。通して上まで登ったが、中間部の脆いところとハング下までが簡単なのだがいやらしく感じる。プロテクションも取り辛いな。が、とりあえずできたので次回リードをしたい。講習終わり、同様に打ちのめされたI井さんと立ち話で反省会。修行は続く…。
※ちょうど1年前の講習中。GSさんのスコーピオンレッドポイントを見た。今回やってみて、あらためて、氏のジャムテクやルートを落とす気合いに敬服する。先日、この浮山でそのゴッドハンドを痛めてしまったよう。大事にされたし。
写真/ストップ・ザ・トマホークの苦しいジャムをこなすまいさん
by fingercrackjam
| 2010-02-21 00:00
| 城ヶ崎